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国営ベトナム電力グループ(EVN)は今年、新たに発電所12カ所 を稼働開始し、出力を2,198メガワット(MW)追加する見込みだ。これはベトナムの発電設備出力の1割に相当する。しかし今年もダム水位の低下により 発電量不足が予想され、これを補うために中国などからの買電量を増加させ、昨年8兆ドン(4億1,040万米ドル、1米ドル=約83円)を計上した赤字額 が更に拡大する懸念もある。

11日付サイゴンザイフォン電子版などによると、EVNは今年、発電所12カ所を稼働して、発電能力を計2,198MW追加するほか、電力網の拡充で、南部キエンザン省フーコック島につなぐ海底電線(110キロボルト=kV)を敷設する。

EVNのズオン・クオン・タイン副社長によると、今年の電力需要は前年比17.6%増の1,176億キロワット時(kWh)に上るという。EVNは今年、国内外からの買電量を同15.8%増やす見込みだ。

EVNは昨年、水力発電所ダムの水位低下などが原因で発電量が伸びず、買電量を拡大させた。1kWh当たりの買電価格は、諸費用を含めて1,400ドン であるのに対し、電気料金は半分の750ドンに抑えられているため採算が合わず、昨年は8兆ドンの赤字を計上。今年の買電量拡大で、さらに業績を悪化させ る可能性もある。

■条件悪化でも起債

11日付タインニエン電子版によると、EVNは10億米ドル相当の米ドル建て社債の海外起債を計画している。タイン副社長が10日に明かしたもので、起債時期は言及していない。

ムーディーズやS&Pといった国際格付け機関が昨年、ベトナム国債などを相次いで格下げして以降、国営企業の起債条件が悪化している。この影響を受け て、国営ベトナム石油ガスグループ(ペトロベトナム)は10億米ドル相当、国営ベトナム石炭鉱産グループ(ビナコミン)は5億米ドル相当の社債発行を取り やめたが、EVNは悪条件のなか、社債発行を断行するようだ。

■今年は13億ドル

11日付サイゴンタイムズによると、EVNが今年進める主な発電所建設は5カ所で、出力は計3,830MWに上る。投資額は合計で25兆4,000億ドンという。

大型の新規案件は、出力1,000MWのモンズオン第1火力発電所(北部クアンニン省)、1,200MWのズエンハイ第3火力発電所(南部チャビン省)の2件。このほかビンタン第2火力発電所(南部ビントゥアン省)では拡張工事を行い、出力を1,200MWとする。

さらにオモン火力発電所増設(南部カントー市、330MW)とソンブン第2火力発電所(中部クアンナム省、100MW)も着工する計画だ。

最終更新:1月14日(金)8時30分