トランプ米大統領は2日、「ベトナムと貿易交渉で合意した」とSNSで発表した。米国が相互関税率を原則20%と当初計画の半分以下に下げるかわりに、ベトナムは米国からの輸入品を無関税にするという。トランプ氏は「ベトナムが米国に完全な市場へのアクセスを与える」と主張した。ベトナムからの輸入品には20%の関税、第3国からの積み替え品には40%の関税を課す。トランプ氏は4月、ベトナムに46%の「相互関税」をかけており、この税率が削減されることになる。
国営ベトナム通信(VNA)は2日夜、最高指導者のトー・ラム共産党書記長がトランプ米大統領と電話会談し、関税交渉で合意に達したと報じた。米国が各国・地域と進めてきた関税交渉が一定の合意に至るのは、英国に続いて2例目。アジアでは初めてとなる。
8月6日米貿易赤字、台湾・ベトナムが中国超え
米商務省が5日発表した貿易統計によると、6月は対中国の貿易赤字がおよそ21年ぶりの低水準となった。一方で、ベトナムや台湾に対する赤字額は過去最大となり、それぞれ中国を上回った。トランプ米政権は「迂回輸出」の増加を警戒している。
8月米貿易赤字1056億ドル、17カ月ぶり高水準 半導体輸入が押し上げ
国別ではメキシコとの貿易赤字は277億ドル、ベトナムとは240億ドルだった。日本との貿易赤字は37億ドルと、7月の42億ドルの赤字から5億ドル減った。黒字で目立ったのはオランダとの貿易黒字で77億ドル、英国との黒字で36億ドルなどだった。
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