(Nielsen) - 家族や友人が推奨するなら信じるが、携帯電話広告は信じない――。市場調査会社ニールセンの広告信頼度調査で、このようなベトナムの消費者像が浮かび上がった。VNエクスプレスが報じた。
ベトナムの消費者の購買行動に影響が最も大きいのは「家族や友人からの口コミ」の90%で、それに次ぐのは「オンライン上の消費者の意見」の85%だった。
「テレビ」「雑誌」「新聞」の広告信頼度も比較的高く、それぞれ55%、54%、52%だった。オンライン広告を信じる人はこれより少なく、「自分が登 録したeメール広告」は48%、「検索連動型広告」は44%、「バナー広告」は33%。ニールセンは、オンライン広告がさらに普及すれば、信頼度も向上す るとみている。
一方、携帯電話へのモバイル広告は29%と最も信頼度が低い。モバイル広告を「まったく信用していない」という回答は、他の広告形式に比べ2~10倍も多かった。
調査は世界58カ国で2万9,000人の消費者を対象に実施した。