2020年ベトナムおける最初のジカウイルス感染症患者

ベトナム感染症モニタリングシステムからの情報によると、最初のジカウイルス患者はダナン市に住む25歳の男性でした。

現在、ホーチミン市及びベトナム南部地域を中心にジカウィルス感染症の流行が拡大しています。2016年3月からまでに確認されている、ベトナム国内で確認された同感染症の発症地域は 256名。

ジカウィルス感染症は、ウィルスを保有する蚊(ネッタイシマカ、ヒトスジシマカ)に刺されることにより感染します。また、母体から胎児への母子感染、輸血や性交渉による感染リスクも指摘されています。発症すると、軽度の発熱、頭痛、筋肉痛、発疹、疲労・倦怠感などの症状が見られます。WHO(世界保健機構)は、母子感染により、胎児の小頭症などの原因となることについて、科学的同意が得られたとしています。