KBSがVODで字幕サービス、日本語など4カ国語

【ソウル30日聯合ニュース】放送局のKBSが30日から、韓国に居住する外国人のため、VOD(ビデオ・オン・デマンド)サービスで英語、日本語、中国語、ベトナム語の字幕を提供する。
サービス対象は、「ドラゴン桜(韓国版)」「チュノ~推奴~」「製パン王キム・タック」「美女たちのおしゃべり」「人間劇場」「スターゴールデンベル」など、ドラマ、バラエティ、教養番組2009本。
あわせて、空港の出入国、銀行、保険、緊急時の避難方法など韓国生活情報を紹介する番組、外国人の就職や創業をサポートする番組、韓国料理レシピを紹介する番組など、新たに制作した番組も4カ国語でサービスする。視聴者は視聴時に4カ国語から字幕を選択・変更できる。

SBIが越FPT証券と提携、株式20%取得 保険参入も視野

SBIホールディングス傘下のインターネット証券最大手SBI証券が来春にも、ベトナムの大手証券会社FPT証券の発行済み株式の20%を取得し、資本提 携することが24日、分かった。SBIはベトナムの現地銀行にも出資しており、銀行、証券に続き、将来はベトナムでの保険業務への参入も視野に入れる。

SBIの北尾吉孝CEO(最高経営責任者)とFPT首脳は同日、株式の取得費用約20億円で合意する文書に署名した。FPT証券はベトナムIT(情報技術)大手FPTグループ傘下で、SBIと同グループとは共同で投資ファンドを運営するなど提携関係にある。

今回の資本提携により、SBIは、FPT証券が主幹事となる新規株式上場(IPO)業務に関連し、海外機関投資家から資金を集めるなどの業務を担当す る。SBIはマレーシアやシンガポールなどのアジア各国で現地企業などと投資ファンドを共同運営しており、これらのネットワークを活用する。

また、FPT証券が取り扱うベトナム企業約300銘柄の株式の売買も始める。当初はコールセンターや全国の支店を通じて取り扱い、需要次第では、オンラインで直接売買できるようシステムを接続することも検討していく。

SBIがベトナムのIPO業務に乗り出す背景には、現地で国営企業の民営化に伴うIPOが増えているからだ。SBIはグループの2013年3月期の営業利益を09年3月期比約30倍の1000億円を目標としている。

ベトナムは10年のGDP(国内総生産)成長率が年初目標値の6.5%を上回る見通しで、同社にとってアジア新興国での収益基盤の拡大は不可欠だ。

すでにカンボジアで08年に約6億6000万円を出資してプノンペン商業銀行を開業したほか、今年10月には同国での証券事業ライセンスを取得。ベトナ ムでも09年にティエン・ホン銀行に約17億4000万円を出資しており、まずは現地証券、銀行との連携により市場開拓を進めていく考えだ。(金谷かお り)

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国会経済委員会、2010年CPI上昇率の見通しは8.4%

国会経済委員会はこのほど、年初9か月の経済状況報告と年末までの経済状況予想を発表した。これによると、9月と10月の消費者物価指数(CPI)上昇率 がそれぞれ前月比1.31%、1.05%と、ここ数年で最高水準を記録したことにより、年初9か月のCPIは年間計画の7~8%に迫る6.46%まで上昇 した。

自由市場における金価格が高騰し、通貨ドンの対ドル為替レートが下落している状況に加えて、例年11月と12月のCPIは大幅に上昇する傾向があるた め、国会経済委員会は、CPIの上昇を抑制するために妥当な方策が講じられなければ、2010年CPI上昇率は8.4%まで上昇する可能性が高いと指摘し ている。