ハロン湾、世界危機遺産2012

ベトナム北部、ハロン湾の漁港。伝統的な笠「ノンラー」をかぶった地元漁師たちが日々の作業にいそしむ。

ハロン湾は、2012年度の「ワールド・モニュメント・ウォッチリスト」(危機遺産リスト)に掲載された67カ所の1つ。ワールド・モニュメント財団 (WMF)が隔年で発表するリストは、自然や社会、政治、経済の変化により危機に瀕している世界中の歴史的建造物や文化遺産への注意喚起を目的としてい る。

JCBI、ベトイン銀と提携しJCBカード発行

株式会社ジェーシービー(JCB)の海外業務を行う子会社、株式会社ジェーシービー・インターナショナル(JCBI)と、ベトナムの大手商業銀行の一つであるベトインバンク[CTG]は、9月28日より、ベトナムで初となるJCBブランドカード「VietinBank-JCB Cremium Card」の発行を開始した。

JCBIとベトインバンクは、今年6月にベトナム国内でのJCBブランドカード発行に関するライセンス契約を締結し、クレジットカードの発行準備を進め てきた。「VietinBank-JCB Cremium Card」は、ベトナムで初めて発行するJCBブランドカードで、ベトインバンクの顧客向けにポイントプログラムや優待店プログラムなどを付帯する。ベト ナム国内約3万4000店を含む、190の国と地域に広がる1838万のJCB加盟店で利用出来るほか、世界60か所に展開する海外サービス窓口「JCB プラザ」を始めとするJCBブランドサービスを利用することが出来る。

ベトインバンクは、ベトナム政府が出資するベトナム4大銀行の1つで、国内に約150か所の支店と1500台以上のATMを展開し、700万枚以上のデ ビットカードを発行する国内最大級の金融グループ。近年、クレジットカード事業に注力し、ベトナムのクレジットカード業界においても急速に存在感を高めて いる。

今後、JCBは加盟店ネットワークを一層強化するとともに、JCBならではの付加価値の高いサービスを提供することで、ベトナムにおけるJCBブランドカードの発行拡大を目指していく方針。

スマートフォンの売れ行き好調、インフレ関係なし

インフレが進行し消費者の財布の紐が固くなっている中、携帯電話の売れ行きは急速な伸びをみせている。特にスマートフォンの売れ行きが好調だ。13日付ICTニュースが報じた。

ドイツの市場調査会社GfKの調査結果によると、年初7か月のスマートフォンの販売台数は前年同期比で73%増加し、売上高は同67%増の2億8000 万ドル(約217億円)に達している。一方、通話機能を主体としカメラやワンセグをはじめとする特徴的機能を搭載した高機能端末フィーチャーフォンは販売 台数が同24%増、売上高が同6%増だった。

GfKベトナムのチャン・コア・バン社長は、「インフレ率が高いため消費マインドは慎重化しており、IT機器や家電などの売上高は落ちているが、携帯電話はその影響を受けていないようだ」と述べた。

GfKの調査によると、ベトナムでのスマートフォンの平均価格は330ドル(約2万5600円)で、フィーチャーフォンの66ドル(約5120円)の5 倍と高額だが、年初7か月に販売された携帯電話の10台に1台はスマートフォンだった。売上高に占めるスマートフォンのシェアは前年同期の10%から 34%にまで伸びている。