ベトナム政府「中国は西沙・南沙諸島への威嚇行為をやめよ」

中国メディア・環球網は26日、ロシアのタス通信が24日に報じた内容として、ベトナム外務省が「西沙諸島および南沙諸島に対するベトナムの主権を威嚇する一切の行動を直ちに停止せよ」と中国に要求する声明を出したことを伝えた。

 報道は、ベトナム政府が24日に発表した声明が「2012年より問題の海域で海洋研究を実施する」という中国メディアの報道に対してのものであり、研究活動の目的は南沙諸島海域に魚類養殖センターを建設することであると伝えた。

 環球網は、ベトナム外務省報道官が「国の主権が損害された」と発言したと伝えたうえで、「中国は西沙諸島、南沙諸島および付近の海域について紛れもない 主権を持っており、南海に対する主張には十分な歴史的かつ法的根拠を有している。と中国外交部は何度も指摘してきた」と紹介。また、南シナ海における中国 の主権、権利や主張は長い歴史の過程の中で形成されたものであり、中国政府が一貫して堅持してきたものだと伝えた。(編集担当:柳川俊之)

最新ニュース

ホアファット、鉄道レール生産に向け独SMSと契約

鉄鋼大手のホアファット・グループ(HPG)は5月29日、製鉄設備大手の独SMSグループとの間でレール用鋼材や特殊鋼の生産ライン設置に関する契約を締結した。年産能力は70万トンで、2027年第1四半期に高速鉄道向けレールの出荷を開始する計画。これにより、ホアファットは東南アジアで唯一の高速鉄道レール製造会社になるという。

CMA―CGM コーポレーション(SNP)、ハイフォンで港湾開発

仏海運大手のCMA―CGMグループは26日、ベトナム北部ハイフォンで新たなコンテナターミナル(CT)を開発するため、サイゴン・ニューポート(SNP)とパートナーシップ契約を締結したと発表した。総投資額は約6億ドル(約860億円)で、設計、建設、運営を含む官民連携のプロジェクトを推進する。新ターミナルは「ラックフェン7・8」として、ハイフォンの戦略的拠点であるラックフェン地区に建設される。

ベトナム、F-16戦闘機購入で米国と合意

米国政府日に語った、ベトナムは米国とF-16戦闘機の購入で合意した。

ベトナムの首都ハノイで2024年12月19日、国防省が主催して兵器や防衛関連装備品の国際展示会が開かれた。軍用品のロシア依存から脱却し、調達先の多角化を図る狙い。

 米国は大規模な代表団を組み、ベトナムが購入に関心を示すC130輸送機を展示。在ハノイの外交筋によると、C130の売却交渉をてこに関係を強化する思惑とみられる。

Home-JP