【ハノイ19日聯合ニュース】韓国電力公社の海外原子力発電開発次長が19日にベトナムを訪問し、ベトナム電力公社(VEN)関係者らと会い、同国原子力発電所建設への参入可能性を打診する。
同社はEVNのファム・レ・タイン社長ら、原発事業の中核関係者らを韓国に招き、韓国の原発技術の優れた点などについて詳しく説明するとともに、稼働中の韓国型原子力発電所の見学を実施する計画だ。
ベトナムは今後、少なくとも4号機、多ければ10号機まで原発を建設するとの腹案だ。原発1号機をロシアに発注。2号機は昨年10月のベトナムと日本の 首脳会談で、日本企業が建設事業に参加することに原則的に同意するという共同声明を発表しており、事実上、日本の受注が決まったとみられる。
京セラの久芳徹夫社長は27日、大阪市内で開いた平成23年3月期決算の発表会見で、携帯電話のブランドについて「基本的に京セラでやっていく」と述べ、「KYOCERA」に統一する方針を明らかにした。
同社は20年4月、三洋から携帯電話事業を買収。特に米国で高付加価値の機種を「SANYO」ブランドで展開してきた。久芳社長はSANYOブランドによる新製品終了について「断言はできないが、そういう方向でいく」と話した。
また、スマートフォン(高機能携帯電話)向けなどの部品需要の増大に対応するため、初めてベトナムに大規模な工場を年内に着工することも表明。具体的な生産品目は今後詰める。早ければ来年末の生産を目指す。
同社の23年3月期連結決算は、売上高が前期比18・0%増の1兆2669億円、本業のもうけを示す営業利益が2・4倍の1559億円。携帯電話事業は21億円の営業黒字(前期は147億円の赤字)に転換した。黒字は3期ぶり。
ロシアの国営兵器輸出企業ロソボロン・エクスポート社のアナトリー・イサイキン社長はこのほど、ベトナムは将来ロシアにとって最大の武器輸出国の一つになるとの見通しを明らかにした。14日付ダットベト紙電子版が報じた。
ベトナムとロシア(旧ソ連)の軍事技術協力関係は1953年から始まっている。ソ連崩壊までは、武器や軍事設備が主に援助物資としてベトナムに提供され ていたが、1992年以降は貿易ベースで取引されている。1970年にベトナム戦争に従軍した経験のあるアナトリー・ポズデイエフ少将は「ロシアと軍事技 術協力関係のある国の中で、ベトナムは早期に武器輸出額トップ10に入った」と述べた。
ベトナムが輸入する武器のリストは広範囲にわたっている。その中には警備艦のゲパルト型フリゲート「Gepard-3.9」も含まれる。警備艦は船団の護衛や局地防衛を任務としており、火力を装備している。ベトナムは同警備艦2隻を2007年に発注したとされる。